不安との向き合い方の考察
不安が行動を阻害してしまう時の対処法(不安との向き合い方)は大きく3パターンに分かれると思う
1つは「不安を受け流す、不安を感じながらも先に行動してしまう」というもの
これはマインドフルネスという考え方のように湧き上がる感情や思いに一々囚われず「不安な感情が生まれてるな」という事実だけに向き合うような対応をすること
そして森田療法でいうところの「恐怖突入」、恐怖を感じながらも手足を動かして行動に移すという対処方でもあるだろう
さらに参考になりそうなのはアドラー(というより嫌われる勇気の中で)の考え方でもある目的論、つまり不安はやりたくないことの言い訳と捉えることもできる
大きな3パターン目の2つ目は「不安に向き合い何に不安を感じているのかを明らかにして具体的にできる対策を講じる」というもの
不安というのは未知のことに対する危険信号である
不安に囚われて全く身動きが取れなくなるのは考えものだが全く不安がないというのも考えものだ
期待が未来へのアクセルなら不安は未来に対するブレーキだ
ブレーキがなくなると未来に起こりうる危険に突っ込んでしまうことになりかねない
だから不安になった時、「何を不安に感じているのだろう」と考え「じゃあ何ができるだろう」と考えることで不安というものは正しく機能しているということになる
何が不安であるのかがわかるだけでも安心感は結構違ったりする
3つ目は「不安は起こっていない時にしか感じられない不確定なもの」だということを思い出すこと
不安に思っていることは未来に対して起こりうる負の想像でしかない
(死ぬということに関しては残念ながらほぼ確定だからそれはどうしようもない、それでもいつ死ぬかの予想はそんなに的確にできるものではないだろう)
起こっていないことなのだから起こるかもしれないけど起こらないかもしれないのだ
想像してるより良い事態になるかもしれない
悪い事態になるかもしれない
禁句なのかもしれないが、不安の中に居続けてもその出来事が起こるときは起こるし起こらないときは起こらないのだ
だから考えてても仕方ないと諦めるのも一つの手だろう
これは自分の頭の整理のために書いているというのが一番だが読者の方に少しでも参考になる情報となっていれば幸いである