ちびしろさんぽ

脳内を ちょっといじって 垂れ流し

ただ近所で暮らしてただけ

勤務日だった

 

今日は地元の成人式が行われていたらしい

 

会場は職場の近くである

例年、新成人が図書館に来ることはほとんどないらしい

 

まあ数年前に20歳を迎えた身としてそれは自然なことだと言える

 

休日は私はカウンターで利用者との対応をすることはなく事務室で事務作業をする

 

たまたま事務室から表に出た

そしてそのタイミングで振り袖を着た女性を見かけた

 

珍しいこともあるもんだな

と思っているとその人はトイレがある方向へ歩いていった

 

ずっと観察していたわけではないがあぁトイレ目的かと納得した

 

 

と明日が成人の日であることを少し実感する出来事はあったがいたって普通の日であった

 

自分が新成人だった時はワクワクしながらその日を待ち望んでいたが終わってしまえばなんてことはない

 

しかもそのワクワクとは裏腹に当日はつまらない日であった

 

15歳で中学校を卒業してから20歳で再会するまでの5年間は大きく自分を変え、他人を変え、過去の記憶を忘れさせた

そして周りの人たちにほとんど親しみを感じられず会話が全然弾まなかった

期待が大きかった分気分の落ち込みも大きかった

 

それでも完全に嫌な日になったわけではなく、その中でも特別親しかった人とは当時とあまり変わらず自然に話ができたし連絡先を知ることもできた

 

たまたまその時同じ場所で生活していただけで巡り会うことになった人たち

彼らとはいつまで交流できるのだろうか