名作は今でも楽しめる【ドラゴンクエスト1】
初代ドラゴンクエストをクリアした
ドラゴンクエスト25周年記念で販売されたロト3部作が収録されてるWiiのディスクを中古で購入していてそれに収録されているSFC版をWiiUでプレイした
購入した理由はドラゴンクエスト11Sを途中までプレイしていてロトシリーズを先にやればより楽しめるんじゃないだろうかと思ったからだ
リメイク版ではなくわざわざこのディスクを入手したのは戦闘アニメーションに惹かれたからだ
(SFC版DQ3? 過去にプレイ動画で見たゾーマの動きがヌルヌルで素晴らしかった)
さて、初代をクリアした感想に話を移そう
一言で感想を述べるなら「システムは不便だが手探りで冒険しているようで面白かった」だ
パーティが一人で当然仲間コマンドがない、ルーラで行き先が選べない、道具のふくろはないし鍵は使い捨てなど最初は酷く不便だと思った
冒険の始まりも竜王を倒してくれという王の話だけで村や王国にいる人に一人一人声をかけてヒントを得ないことには先が見えない
初プレイ時は30分ほどで投げ出した
だが、それでもプレイしていくと徐々に面白さが見えてきた
ガイドがなくNPCの台詞に耳を傾けあれこれ考えながらプレイするのはリアルだし近代の親切なゲームにはない新鮮さがあった
ゲームへの没入感を強める良い働きをしたと思う
道具の所持数制限に気が付いたときは面倒だとは思ったけど各フィールドやダンジョンへ向かう際にアイテムを厳選する工程は慣れれば意外と嫌じゃなかった
フィールドが狭いからルーラが王国行きだけというのも最終的に納得できて、せいすいやトヘロスのおかげで移動のストレスは攻略が進むにつれて減っていった
戦闘はなじみ深いコマンド式、できることが少ないから考える余地がなくて変に考えることなく進めることができた、と言えるかもしれない(ボリュームが大きい作品だったらこうは言えない)
一対一の戦闘で基本は殴る殴られるだけだからレベルが上がると同じモンスター相手に与ダメージが増え被ダメージが減っていくという単純な形で成長を実感しやすかった
全体的な難易度も一部ラリホーを使ったりベホイミを使ったりするモンスターが厄介だとは思ったけど難しくはなくてよかった
最強の盾がみかがみの盾だったりロトのよろいは廃れた街に落ちていたりロトのしるしが毒沼に落ちてたりとビデオゲーム黎明期ならではの大味さが面白かった
(でもおうじょのあいを村の中で使って次のレベルまでの経験値を知るだけのアイテムとしか思えなくて攻略情報見るハメになったのは嫌だった)
竜王との戦いも殴る殴られる、強力な火を吹かれる、回復するという以降の作品のラスボスでは考えられないような単純なもので新鮮ではあった
大きく変化してきているビデオゲームを数多くプレイした後の今、プレイするからこそ面白い作品だったと思う
違いは数多くあったけれども、モンスターや根幹のシステムは馴染み深いものだったから最後まで攻略することができたのかもしれない
次にプレイする予定のドラゴンクエストⅡは(理不尽なほど?)難易度が高いという評判の作品だからどこまで楽しめるか少し不安がある
でもドラクエの祖であるロト3部作はクリアしたい