混沌と謎の存在【FF14】
別のゲームを一緒に遊んでいたグループから誘いがあって始めたFF14
無料で遊べるなら試してみるかなと思い、DQ派がついにFF作品に手を出すことになった
2.0の物語を終え、一区切りが付いたであろうタイミングでこれまでを振り替える
一言で言えば好きなところと嫌いなところが入り交じった混沌、のようなゲームだと感じる
まずはメインストーリーについて
タイタン戦くらいまで薄めたチュートリアルのようで時間を費やすのがしんどかった
三大珍味集めが嫌だったという感想を見かけて救われた
私はその前のタコタン呼びする奴も嫌だったし、雪の地方のゴタゴタも嫌いだった
一番心が踊ったのがタイタンからガルーダ、そして三体の蛮族を蹴散らすアルテマウェポンの登場シーンくらいの期間だ
逆に後半は帝国の部下の不手際で簡単に侵入できちゃったり何故あのボスがあれだけ慕われるんだという疑問の方が強かったりして気分はあまり盛り上がらなかった
(もちろんエオルゼア側が負けるなんて望まないし三国が結束しようという終わり方は嫌いじゃない)
次にキャラクターについて
タタルさん、イダ、ヤ・シュトラと暁の女性キャラはそれぞれ違った可愛さがあって好き
シドは後半に急に出てきたのにその有能さからか大活躍だった
サンクレッドは悪い顔してるとかいつか裏切りそうとかいう偏見をしていたら、自分の意思ではないと言えども敵対勢力につくことになってしまったのが面白かった
パパリモやシドの子分たちも結構好きなキャラだった
(エンディングでcv喜多村英梨だと知って府に落ちた)
仮面の男が倒される時の暁メンバー全員集合からの一斉突撃もシュールな面白さがあった
(グランドカンパニーの盟主までいるのがまた面白かった)
帝国軍陣営のキャラクターは描写が少なく思想も共感しにくいものだったからきちんと倒されて欲しいなという思いが強かった
主は実力があれば認めてくれる、だから尽くすというキャラはありがちだし、白鎧の女性はかっこよくて好きだったのに、ガイウスの唇うんぬんかんぬんの下りでオエェってなった
グランドカンパニーの盟主たちはあまり物語に絡まなくて、各国盛大な演説を聞いて回って所属した割りには活躍がなかったのが残念だった
(ちなみに私は華々しい拠点と実は危うい国内情勢、そして盟主のビジュアルでリムサ・ロミンサを選んだ、グリダニアスタートで最初の受け付けの人が好きだったからそっちのつもりでいたんだけどね)
次にゲームシステムについて
なんと言ってもできることの多さがすごい
戦闘はもちろん、収集製作、各種ミニゲームと遊びの幅が広い
時間があればとりあえず起動して、その時の気分でやることを決めるなんてことすらできそうなくらい
クラス・ジョブの切り替えも簡単で、あれもやりたいこれもやりたいと手を伸ばしていくと時間がいくらあっても足りない
逆にシステムや情報の多さは慣れるまでは処理が大変で序盤は何をしたらいいのか掴めず、グリダニアを出る前の時点で止めてしまおうかと考えるほどだった
今でも全てを理解しているとは思えない
次に戦闘について
やはり仕組みやコツの理解が大変だった
あれこれわかってくるとクラス(ジョブ)やロールを切り替えるだけで違った遊びを学んでいけるのが楽しかった
タイタンあたりから難易度がいい塩梅になってきてると感じたが、帝国の敵は体力の多さに長くてしんどいと感じることもあった
慣れてきてはいるが、戦闘は早いテンポで進んでいくため自分や敵が何をしているのかが今なお掴みにくい
集団戦だとそれが顕著で、ロックオンやらどの敵にどの技を使えばいいのかわからず焦ってしまうことがあり嫌になる
広い範囲攻撃を避けるのも無理矢理動かされるようでやらされてる感を感じることがあった
予習の是非やタンクが先導役を兼ねるというような暗黙のルール、(高難易度の話だろうが)ギスギスオンラインなど価値観の違った人たちがチームを組むが故のトラブルの種もこの先もうまくやっていけるだろうかという不安を生んでいる
(幸いにもサポートNPCは優秀だったしこれまでコンテンツファインダーで厄介な人に会ったことはない)
その他諸々の感想を語る
・ガルーダ戦はそのビジュアルや台詞、BGMなど惹かれるものが多くて印象に残っている
召喚士を主に使っていて、ガルーダ戦の後にジョブクエストでも音楽を聞けたのは召喚士冥利に尽きると感じた
・魔導アーマーに乗っての戦闘は爽快だったし脱出の際に駆け付けてきてくれたしで最高のパートナー感があった
クリアするとマウントとして自由に乗れるようになるのもまたポイントが高い
・サウンドの話で言えばMHWでベヒーモスをやったから最終エリアで流れる曲(天より降りし力と言うらしい)やタイタン戦の曲などここぞという時の盛り上がりを演出する名曲がいくつかあったなという印象がある
・ホットバーやマクロ、HUDの設定など細かく設定ができて、ゲームパッドでもマウスコントローラに負けない凝った操作ができるのは素晴らしい
そして様々な要因を含めて敷居の高いゲームだと感じるよ
好きなところも好きじゃないところもたくさんあるこのゲーム
少なくない数の不満もあるこの作品をここまでプレイしてきたのはハマる部分があるからなのか、フリーで遊べてるからなのかはわからない
無料で遊べなくなる範囲まで行ったら止めてしまうかもしれないし、そもそもそこまで行かないかもしれないし、もしかしたらフィナーレまでの拡張を購入してやりこみ出すかもしれない
私にとってこのゲームはよくわからない存在だ