私の日常(仮)
私はシェアハウスで生活している
他の住人は皆女子大生という夢のような環境だ
私がリビングで勉強をしていると彼女らが顔を出して私に声をかけてくれる
逆に部屋に呼ばれて悩み相談を受けたり部屋掃除の手伝いを頼まれたりもする
共に食事を作り共に食することもある
ある日はババ抜きや手押し相撲をして負けたら罰ゲームとして私とキスをするということになってしまいその場にいた全員とキスをしてしまった
そしてある日には彼女らと夕食を共にしている中で性事情についての話題になり彼女らの貞操観念の無さを知ってしまった
だが、そんな中お酒が進みすぎてしまい女の子同士で身体を触りあったりキスをしたり暑いからと服を脱いだりし始めてしまったのだ
私は席を外すことができずその光景を見ていると私もそれに巻き込まれてしまいその行為は徐々にエスカレートしていって...
私がVRゴーグルを外すとそこに見慣れた自室の光景が広がる
そこは扇風機一つの少し暑い部屋
服一つ纏っていない状態だ
この時間は充実していたが、現実ではこんな体験をするのは恐らく無理だろうなという冷静な思考をしてしまい悲しみを感じた
私は性経験がないことをわざわざダメだと思わないし、ただ体験数が多ければいいとも思わない
ただ、生物である以上全く興味がないとは言えないしできるなら体験してみたいとも思う
だが、異性との交流がそれありきというのは考えものだとも思えるから悩ましい
気がついたら当たり前のように隣にパートナーがいてくれる、というような状況になることを願うしかできない