危険が分かれば安全が分かる
私はストレングスファインダーという診断ツールを気に入っている
その名の通り強みを見つけてくれるものだ
新卒時の就職活動の際に利用して以来、公私共にずっとその結果を参考にして生きている
そのツールで強みとして出てきたものの中に「慎重さ」がある
慎重さと聞いて「それって強み?むしろ弱味なんじゃないか」と思う人もいるかもしれない
私はそう思った
そしてこの慎重さは強みの中でも行動力郡と呼ばれるものに属すると聞いてその分類の仕方に大きな疑問を抱いた
「慎重さが行動力?むしろ行動を阻害するものだと思うのだが」
そう思い調べていくと「慎重で危険なことがわかると結果として危険ではないことがわかる」からということがわかった
その段階では考えとしては理解できるけどやっぱり慎重さは行動を阻害するものだよと思った
だが、最近は慎重さは行動力につながらないこともないのではないかと思っている
せっかく慎重さが強みと言われているのに弱みだと思って潰してしまうのはもったいないと思い、慎重さが行動力に繋がるように意識をしていった
その性質上、何をするにも危険な事態になってしまうことを想像してしまう
自動車の運転なら人を轢いてしまうのではないか、人との交流なら自分の発言が相手を不快にしてしまったり事態を悪くしてしまったりするのではないかといった具合だ
だが、これは過剰な心配であってこれくらいなら危険に立ち向かっても大丈夫なんじゃないかと思えるところには突っ込んでみることにした
運転したことはないけど安全そうな道を走ったり他人に思いやりを持っていそうな人にはちょっと多目に自分のことを語ったりしていった
それらの試みが功を奏したのか車の運転はだいぶ慣れてきてるしなんなら楽しいとすら思えている
人との交流もただただ面倒なだけでなく楽しみも感じられるようになってきている
楽しみが苦痛を越えれば自然とやる気になる
同様のことをカウンセラーに言われたのを思い出した
今まさにそういう状態になっているのだろう
さっきちょっとした用事で車を使った移動をしていた時に、こんな一言が頭に浮かんだから記事を書き始めたのだ
「臆病者にとって人生とは何が危険で何が危険ではない(安全である)のかを知る旅だ」
頭に浮かんでいた時点ではこんなに綺麗にまとまっていなかったけど
たまには冒険も面白いものだ