久々の人間らしい思考
人の世というのは最後に不幸になるようにできている
つまりは誰もが死というものを避けられない
現世でどれだけのモノや金、名誉を手に入れても死んだらそこまでだ
全てを失うことになる
しかし、人は退屈や悩み苦しみに耐えられない
その退屈や悩み苦しみから意識を逃れるように欲というものを求める
(欲がないなら生み出してこれが自分の欲だと思い込もうとする)
一度欲が満たされるとさらなる欲を追い求める
満たされないと不満を嘆く
そしてその欲求の螺旋からは逃れることができない
人間の欲を追い求める様は別の種族の生物からしたら愚かにも見えるのかもしれない
同じような記述は既にいくつもあるのだろう
それを知っている人間もいるのだろう
それでも愚かな人類は根本的には変わっていけないのだろう
あれば困るものだがなくても困るものなのだから
欲に固執して苦しむか、欲を捨てて苦しむか
貴方はどちらを選ぶ?