アとスとペの者
どうやら俺はアスペルガー症候群の人間らしい
自己診断とネットにあった診断からの判断でしかないが、症状に納得がいくのだ
(もちろん、それを素直に受け入れたくない気持ちもある)
きっかけは一つの動画
自分でたどり着いたわけではなく、ゆっくり解説動画を見ていたところからのサジェストで表示されたものだ
私はこの動画を見て「もしかして自分も当てはまるのではないか?」と症状を読んだり診断を受けて中程度の傾向があるという結果を見たりしてよりその思いを強めていった
真っすぐ帰れよと言われて道を曲がらなきゃ帰れないよなんて思わない
敬語は使える(嫌いだが)
セックスだってAVとは別物だって理解している(そういうものに憧れはするが)
それでも思い当たることはたくさんある
・電話対応が苦手
メモを取りながら用件を聞くのは混乱するし、そもそも音で用件を把握することが難しいと感じることがある
周りで話をしている人がいれば両方に耳を傾けてしまうから止めてくれ…と思うこともある
これは複数のことを並行してやることが苦手だとされるアスペの症状が故だろうし、聴覚より視覚で情報を掴むことの方が得意だという記述にも当てはまる
・共感力の欠如
今思えば昔から友達の誕生日を祝おうっていう気持ちがなかったし、自分が祝われても特別嬉しいと思うことはなかった
その点、誕生日にプレゼントを渡し合っている人たちを見ると羨ましいと思ったりどうして自分はプレゼントを貰えないんだと内心怒りを感じてることもあった
・一方的な話題の押し付け
大学時代に聴き上手はモテる(自分の話ばかりする人は嫌われる)という情報を知って以来、全くと言っていいほど自分の話をしなくなった
だが、中学時代によく遊んでいた友人に自分が好きなアニメの話を一方的に語っていた
ことを思い出した
彼もオタク的でアニメが好きではあったが、話をするのはこちらからだけだったし今思えば全然楽しそうな表情をしていなかったという印象がある
さらに、同じ相手に大学卒業後くらいに会ってカフェで話していた時に「ずいぶんと得意げだね」みたいなことを言われて、俺いつの間にかめっちゃ喋ってた!と恥ずかしい思いをしたこともあった
・特定の物事への強烈なこだわり
一番思い当たるのがここである
オーディオ機器にこだわるしビデオゲーム(モンハン)にもこだわるし文章を書く際の文字の使い方(使う前に熟語の正しい意味を調べる、てにをはの使い方が間違っている文章を心の中で非難するなど)へのこだわりもある
・独自のルールへのこだわり
ちょっと抜けてる人の振る舞いを見るとイラっとすることがあるし、レシピを見ないで料理をする母にうんざりすることもある
(私が料理をするときは必ずレシピを見てそれに従う)
職場には5分前には来て欲しいという要請にも悪びれたようは態度を取りつつ内心「なんでこんな不合理なルールを守る必要があるんだ」とちゃんと受け入れなかった
(きっとその悪びれたつもりの態度もそう伝わっていない態度だったであろうと思われる)
まだまだ思い当たるところを書くことはできそうだが、ここで止める
なんとなく生きづらさを抱えた定型発達の人間のつもりで生きてきたが、きっとそうではないんだろうと解って安堵した自分と、もし周りから見られている自分が思ってる以上に低い評価の存在だったとしたらどうしようと落胆している自分とがいる
これから先の人生が思いやられるよ…