ちびしろさんぽ

脳内を ちょっといじって 垂れ流し

個性の強い大味な冒険【ドラゴンクエスト2】

ドラゴンクエスト2(SFC版相当、Wii版のリメイク)をクリアした

 

 

一言でこの作品の印象を言うならば「不親切なところもあったが世界や自由度が広がった正当な後継作」であろう

 

 

little-walk38.hatenablog.com

 前作初代ドラゴンクエストについても書いているので気になる方に読んでもらいたい

 

 

序盤は初代同様道筋が決まっていて人々から次へ進むヒントをもらうことができた

そこまでは外部の攻略情報なしで進めることができた

 

だが、船を手に入れてからが鬼門だった

ここからほぼ全ての場所に行けるようになるのだが、唯一聞ける重要そうなヒントが船を手に入れた町の東にアレフガルドDQ1の舞台)があるということくらいで困惑した

 

アレフガルドの地をあれこれ歩き回っても初代にはあった町がなくなっていたり頑張って見つけたアレフガルド王国でもこれといったヒントは得られなかった

 

他の場所を探ると今度はワープゾーンがあり、その行き先でベラヌールという町にたどり着くことができた

ここにはそれらしきヒントを得られたが、他の情報もないとよくわからないものだった

 

ここで攻撃力の高いドラゴンキラーを買うことができて喜んだのも束の間、何気なく泊まった宿屋でパーティ3人の内1人が呪いにかかるというイベントが起こってしまった

 

呪いを解くにはせかいじゅの葉が必要で町の東にあるようでそれを探すことにしたが、海は広く宛もなくさまようばかりで全然手応えがなかった

道中遭遇する敵の処理もパーティが二人だから大変で、火力も耐久力も低い状態で戦わざるを得なかった

 

ここで嫌になって一度ゲームプレイを止めた

 

 

その数日後、ここまで攻略情報なしでやってきたがそれにこだわることでゲームを投げるくらいなら攻略情報を入手してでもクリアした方がいいんじゃないかと思い、攻略サイトを覗いてプレイを再開した

 

なんと、アレフガルド南東にある竜王の城最下部にりゅうおう(DQ1のひ孫)がいて、そこでヒントと世界地図を入手することができるとのことだ

 

たどり着くと城から南東に行くといいという情報と世界地図を得ることができた

 

この世界地図というのが海を渡る上で非常に役立つアイテムで現在地や大陸だけでなく、小さな島々まで表示されるのだ

 

これが得られたことでせかいじゅの葉がある島を地図なし状態より遥かに容易に見つけることができて無事3人パーティを復元することができた

 

これで調子が戻ってきてDQ2の攻略を再開した

復活したメンバーが強力な呪文(ベギラマ)を覚えたことでその調子はさらに高まっていった

 

 

その後は再び外部の攻略情報をなるべく得ないようにしたが、少し行き詰まる度にヒントを集めた攻略サイトを見たり、どうしてもの場合は答えを覗いたりするようになってしまった

 

そのせいで謎が解けた時の達成感は小さくなったのかもしれないけど、攻略は滞ることなく進んでいった

(それでも金のカギに関しては攻略情報を得てもよかったとは思っている)

 

このゲーム中盤、後半は1つのアイテムを得るだけでヒントや他のアイテムが得られたりとやることできることの広がり方がすごかった

 

 

この冒険の目的である討伐対象ハーゴンがいる地にたどり着くと一気に出現する敵が強くなって装備の新調とレベル上げが必要だと感じてレベル上げと装備集めをした*1

 

そして向かうはハーゴンの根城

ここの謎解きが難しく、ヒントを得てもすんなりと進めることができなかった

 

ボス前の中ボス3連戦は2戦目のバズズメガンテ(自爆してこちら3人も巻き添えで全滅、負け扱い)が非常に厄介で初見はあっけなくやられた

中ボスは戦闘が突然始まるからこれがボス戦だと知らなければ雑魚戦の一部にしか思えなかったかもしれない

 

 

ハーゴン、シドー戦前に参考レベルを調べてみると既にそれを上回っていそうだったから戦いに挑むことにした*2

 

今まで戦ってきた敵を凌駕する攻撃力に苦戦しながらもなんとか突破した

続くシドー戦もそのまま始まるのかと思ったけどメニューを開くことができたのでHPMPを回復させた

玉座を調べてもシドー戦が始まらずどうしようかと移動したら急に演出が始まって驚いた

 

FC版とは違いベホマを使わなくなったもののステータスや火力が上がり実質強化されたとのことで油断せず回復や補助呪文を使って万全の状態を保つようにして戦った

 

ちからの盾が優秀で回復呪文を覚えないローレシアの王子はもちろん、MPを使わずベホイミ効果を得られるのは残り二人であっても有用で、ラスボス戦はもちろん拠点に帰る回数を減らしたい経験値稼ぎの時にも大活躍した

 

毎ターン回復しないと治癒が追い付かないほどの猛攻だったが攻撃も絶やさず行い最終的には撃破することができた

 

 

後はハーゴン(真の魔王はシドーだと思うけど)を撃破したことを王に報告して終わりになるのだが、今まで訪れた町を巡ってからすることにした

 

 

ここからのお祝いムードが大好きで声をかける人々から喜びの声やありがとうの感謝の言葉を聞けて、囚人も酒を美味しそうに飲んでいてプレイヤーとしても嬉しい時間だった

 

冒頭で魔物に滅ぼされて魂だけの姿になってしまった王(パーティには王の娘がいる)とのやりとりや竜王のひ孫とのやりとり*3は印象深い

 

そしてローレシア王にハーゴン撃破の旨を伝え、王位を継承した後に流れる序曲で気分が高まった

夜には花火があがり今後もこの3人の活躍は伝え継がれていくだろうというメッセージが流れエンディングに突入した

 

 

ここで改めてドラクエ2について思ったことを大雑把に書いていく

 ・3人パーティになったおかげで初代のただ殴るだけの戦闘ではなくなったのが良かった

 

・呪文の威力が大味で新しい呪文を覚えると一気に戦力が高まるのが楽しかった

 

・船入手後広がりを見せる世界と世界地図を手に入れて今まで歩いてきた道のりの長さを知ったり各地を巡っていくと世界が意外と狭く感じたりするのが面白かった

 

・謎解きが一部難しくて攻略情報がなかったら詰まりかねないと思った

(当時プレイしていた人たち、特にFC版をクリアした人は尊敬する)

 

・道具ふくろに全てのアイテムを保有できる作品から入ってる以上、手持ちアイテムが最大10個(3人で30個、武具も含む以上30も持てない)というのは不便だったし、買い物でもアイテム預け屋でも1つ1つ買ったり預けたりしないといけないのは面倒くさかった

 

・どこでも使える中断セーブには大いにお世話になった

(ふくびきけんでのゴールドカード当て、はぐれメタル狩り時、ダンジョンの中でゲームプレイを止めたくなった時など)

 

 

総じて面白い作品だった(初代の時も同じこと書いた)

ロト3部作の1と2をプレイしてきたことで3を最も楽しめる流れができているしドラゴンクエストの進化や歴史、このブランドが最初から持つ醍醐味があることを実感している

 

続く3は話題作人気作であり、BGMは戦闘のテーマ、おおぞらをとぶ勇者の挑戦など既に知っていて好きな曲が流れるから楽しみだ

 

 

 

 

 

*1:

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レベル上げのついでに拾えればいいなと思ってたレアドロップアイテム入手の瞬間

思わずパシャリ


*2:

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シドー撃破時のレベル もう少し早く挑んでもよかったかもしれないけど苦戦しすぎるよりはよかったかな


*3:

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このフランクさとリュウちゃんという呼び方であのトリオの一人を連想した