【ネタバレあり】シン・エヴァを見た感想を書き散らす
確かに自分がシンジ君と同じくらいの歳にアニメ版を見た作品だという思い出補正はある
だが、それでもやはりエヴァは良いものだ
変な前書きはほどほどにシンエヴァンゲリオンを見た感想を書いていく
トウジが出てきた場面で泣いた
ヒカリが出てきてしかも結婚していて感極まった
その上ケンスケまでいい感じの兄ちゃんになっててまた泣けてきた
最初のパリでの戦闘シーンも盛り上がったけど第三村での日常生活シーンがある意味一番の盛り上がりだったかもしれない
しかもケンスケとアスカがいい感じの関係っていうのがまさにシンって感じで面白かった
黒いレイがあれこれ教わりながら村に溶け込んでいく姿も微笑ましくて好きだったけど、それだけに後の悲しい結末を連想させる描写が切なかった
そしてヴィレの方にシーンが移る
シンジ君はヴンダーに乗ることになり、いよいよ決戦という時になる
ここら辺はふさぎ込んでいたシンジ君が回復していく様に安心感を感じた
エヴァ二機出撃前のアスカの告白もまた良かった
やはり戦闘シーンは大迫力で何が起こってるのか全てを把握できなかったけどエヴァ二機がバッサバッサと敵を薙ぎ払っていく様に気分は大盛り上がりだった
ところがゲンドウの策が上だったのか予想外の連続でフォースインパクトが起ころうとしてしまう
そして、俺の尿を抑える機関の活動限界の近さを感じトイレへ行くことになってしまう
正直なところもっと早い段階から怪しかったけれど、もうゲンドウの策通りになってしまうだろう流れと、きっと最後まで我慢はできないだろうという諦めた結果そのタイミングで場を離れた
通る時に画面を遮ることになった人にも申し訳ないことをしたと思っている
トイレから戻ってくるとトウジの妹とピンク髪の人が銃を持っていてひと悶着起こっている場面だった
きっとここを見ていなくても話の流れは掴めるだろうとは思うが、派手ではなくても話の盛り上がりであろう場面を見逃したのは複雑な気分である
(近いうちに二度目の鑑賞に行くつもりだ)
だが、ミサトさんからシンジ君への思いが語られあぁ懐かしのエヴァっぽいわと良い気分になった
父と子のエヴァ対決はシュールでなんじゃこりゃと内心変な笑いが込み上げてきた
ゲンドウの語る対人関係の面倒くささや苦悶はうわぁ似たこと思うわぁと他人事とは思えないものだった
そんな人からすればユイの存在は他の人類を巻き込んででも会いたい人間だろうなとも思った
(長いこと人類補完計画は悪いものだと思っていなくて他者との厄介事があるとパシャッと溶けてしまいたいと思うことが度々あった)
だが、シンジ君はそんな世界を望まず旧劇版同様計画の実現を阻止してしまう
旧劇版では何故その選択ができるのか不思議でならなかったけど、シンの方ではインパクトという罪を犯しながらも優しくしてくれる人の存在がいたから納得できた
そしてNeon Genesisやさよなら全てのエヴァンゲリオンなどのテーマ回収が起こる
ミサトさんが髪を降ろすシーンは素晴らしかったし、最後の特攻からの爆発は切なかった
エヴァの最後がよくわからないのは毎度のことで、乳の大きい良い女のやりとりがあって終わる
スタッフロールでその時のシンジ君の声を神木隆之介氏が演じているらしいことがわかったのは正直複雑だった笑
石田彰氏だと思ってたからそうであって欲しかった笑
ここまでシナリオに沿って思ったことを好き勝手書き殴ってきた
振り返って改めて思うのは「とりあえず新劇シリーズの終わりを見届けられて良かった」ということだ
序を見たのが中学生、破を見たのが高校生、Qを見たのが大学生とそれぞれ肩書の変化と共に追っていった作品で毎度次の放映を楽しみにしていたシリーズだった
確認するとQとシンの間にはなんと9年もの間が空いていたとは驚きだ
人間誰しもいつ死んでもおかしくないということを理解し考え出すようになってからは何かを待つということが非常に嫌で、どんな内容であっても俺が生きている間に終わりを見させてくれと度々願っていた
だから、このシリーズの終劇を見られたのはそれだけで良かった
制作に携わった全ての人類に、ありがとう
少し悲しかったのはちょっとしたお色気シーンにあまり反応しなくなっていたことだ
序や破を見てたくらいの時なら絶対もっと楽しめてただろうに結構冷静にアスカの下着姿やマリの裸体を見ている自分を客観的に見て自分も歳を取ったのだろうなと感じざるを得なかった
各戦闘シーンはやはり劇場で見たこともあって大迫力で感動した
これまでの作品では使徒が一体ずつ登場してそれぞれ戦略を立てて倒していくものが多かったが、今回は弱いが数が多い奴らを薙ぎ倒していくものが多くてその違いが面白いなと思った
ミサトさんの突飛な戦術や機体の高性能さを生かしたゴリ押しはやはり清々しかった
その他印象に残ったシーンについて軽く触れる
冒頭パリの場面にて、赤い街並みを浄化した時はそんなことできるんか!と驚いた
細かいところでアスカとマリの出撃前のプラグスーツがシュッと締まるシーンが素晴らしかった
まだ思うことはあっただろうが現時点で書きたいことは十分絞り出した
素敵な2時間半だった
特に感動的なシーンでもないのに涙を流したりちょっとした盛り上がりを想像させるシーンでも大いに気分が高揚したりと久しぶりに眠っていた感情を大きく揺さぶられた気分だ
それと同時に生きる活力が湧いてきたように感じる
こんな作品に巡り合えた自分に おめでとう