【シンエヴァ】トイレ補完計画【ネタバレあり】
シン・エヴァンゲリオンの2回目を見てきた
前回トイレで見られなかった部分を補完するのが一番の目的で、同じ劇場が4DXでの上映もしているからそれの体験をするのが第二の目的だった
さて、率直に感想を述べると「満足した、楽しかった」
シナリオの流れや展開がわかっているから一回目で見る余裕のなかった細かい所まで見られて、より世界を味わうことができた
2回目で印象が変わったシーンがいくつかあった
まずは飯を食べないシンジにアスカがレーションを喰わせるシーン
初見はその映像に驚きドン引きするばかりだったが、今回はアスカなりの思いやりのように見えた
次に人類の補完が始まりそうな時のヴンダーでのやりとり
シンジがエヴァに乗ると意思表明をして北上ミドリや鈴原サクラがそれぞれの思いを吐露し、ミサトがニアサードの責任が自身にあると主張するシーン
その時のシンジの無抵抗な表情、対して強い思いを吐き出す二人、そしてそれらを受け止める母のような表情をしたミサト
それぞれ違った思いが真っ直ぐぶつかりながらも最終的にお互いを理解するかのようにまとまっていく様が感動的だった
(何より前回トイレで一部見逃した場面だったから見られただけで満足しているというのもある、ここで映される第三村の様子は恐ろしかった)
今回の2回目の鑑賞では印象が強い場面に少し変化があり、黒綾波が素朴な表情であれは何これは何と聞き知っていく様子がより微笑ましいと感じたり、ミサトの最後の台詞からのヴンダー爆発がより切なかったり、カヲルの回想でのカジの台詞が前回以上に印象深かったりした
ここまで劇の話をしてきたが、4DXの感想も少し書いていく
戦闘シーンはそれぞれ楽しかった
一番良かったのはヤマト作戦の13号機近くまで向かいながら冬月と闘うシーン
一回目でも音楽や力押し感が大好きだったけど、シートの仕掛けがあってより迫力があってかなり盛り上がった
日常の場面でも自動車の移動では座席が揺れたり、自然が映るシーンでは風が吹いたりと戦闘を盛り上げるだけじゃなく細かいところで仕掛けが作動してどの場面も臨場感があって楽しかった
意外と気に入ったのがライトの演出で、言葉にしづらいがより戦闘の緊張感を強めてくれるような感じが良かった
最後に2回目を見終わった後のスッキリ感がすごかった
1回目は喪失感が強かったが、今回は素直に終わった~楽しかった~という満足感に包まれながら劇場を出られた
劇場の演出で新鮮さを楽しみながらもちゃんと内容を噛み締めることができたからだろう
いつか劇場公開が終わり大きいスクリーンで見たり4DXを体験したりすることができなくなるであろうことが見てる最中から残念に思ってたけど、また同じ体験ができる機会があればいいなと思いながら今目の前の映像を味わうことに意識を切り替えた
ああ楽しかった