自己否定感を飼い慣らせ
昨夜ふと顔を出してきた自己否定感とそれに付属する不安
度々小さな自己否定感や不安を感じることはあるが久しぶりに強めのものを感じた
こういうときどうすればいいんだろうと考えてみた
まず思い浮かんだのは認知療法
頭に浮かんだ自己否定的な考えを根拠を以て否定するものだ
有名だと思うが10個の認知の歪みという考えがある
それが自己否定の思考に対して反論をするためのツールとなる
論理的に自己否定を対処しようとする合理的な方法だと思う
今回も認知の歪みがないか考えてみていくつか該当するものがあった
それでも残るモヤモヤがあった
このまま自己否定感を野放しにしておくのは嫌だったからどうしようと考えていたとき「今自分の頭に浮かんでいる思考は悪い考えなのか?良いも悪いもないのではないか?」という結論に至った
これはマインドフルネスという概念を参考にした
目の前の状況であれ感情であれ頭が良い悪いなどと判断してしまいがちなものに何も判断を加えずただただそれを見つめそれを感じるようにする、というものだ
森田療法の不安のような感情を抱えていて身動きが取れなくなりがちなところを不安を感じながらでも行動をしていこうという考え方も多少参考になった
自己否定感に足を引っ張られてじっとするだけになってしまうと否定的な思考の繰り返しから抜け出せないどころかその度合いが高くなりがちで余計に自己否定を強めてしまう
今回は認知の歪みを用いて多少自己否定感を減らすことはできたけれどもそれでも残る部分に関しては良い悪いの判断を手放す、意識を反らすという方法が役立った
自己否定的な思考が頭をよぎった時は認知療法のようにそれに積極的に向き合う方法(西洋的)と判断を手放したり感情をあるがままにしたりして受け流していくような方法(東洋的)があるんだなぁと再確認した
現代は西洋的なものが良いとされがちで東洋的なものが良いとされることはあまりないがそれは視野を狭めてしまう勿体ない風潮なんじゃないかと思った
最近は西洋でも東洋のマインドフルネスという概念が評価されていると聞いたことがある
それはとても素晴らしいことだと思う
逆に日本は西洋の文化を取り入れすぎてか東洋的な文化の価値を蔑ろにしているように見える
自国が持っていたものの価値を再確認することは国の活気を取り戻す一つの方針になる、のかもしれない